自分の出来る事。
・椅子を造り続けて40年・・うん、確かに40年に到達している。
18才高校卒業と同時に岡山県から愛知県のカリモクへ入社した。
以来本当に仕事は椅子だけ造ってきたなぁ~・・いったい何台
新しい椅子を造っただろう?想像もできません。
直接造った、あるいは指示しながら造った、いったい何台造り
世の中に送り出しただろうか?最近ふっと考える事が有ります。
実際は夢の中でもほとんど椅子造っているので、恐ろしい数の
椅子を造ったのだろうと呆れる事しきりです。
写真は24年前、34才の時に合格した・・一応、国家検定の合格
証書です。
実技は題材を何度も繰り返し練習して頑張った記憶が有りますが、
実技受験者の中には手伝って貰って合格してる奴もいて、な~んか
納得できない部分もありましたが。
その時の筆記試験は私一人しか合格できなかった事を覚えています。
・長い間椅子を造り続けた自分でしたが、資格だとか肩書な~んて
まったく縁が有りませんでしたが、昨年の暮れに師匠の推薦も
有り厚生労働省の推進する「モノづくりマイスター」に認定して
頂きました。
とは言え、当面何をするって事は今の所ないのですが・・
家具に関して技法指導などの依頼が発生すれば世の中のお役に立てる
立場になれるのです。
40年・・海外への技術指導など、いろんな経験を積み重ねた自信は
あるのですが、今の国内家具情勢を鑑みると積み重ねたモノつくりの
経験が本当に役に立つのか?と不安になったりします。
いずれにしても自分の経験が世の中の役に立つ事がこれからの人生
が充実する事と信じてこれからも椅子を造り続けます。